風の子キャディーとバレンタイン

節分も立春も、横目で過ぎてしまった。
和の行事、楽しもうと思っていたのに。

なのに、二月の本は、バレンタイン。
まったく。。。ポリシーが一貫してないが、
懐かしい本なので、よしとする。

子供のころ買ってもらった「風の子キャディー」は
アメリカ開拓時代の話。

11歳の少女が主人公で、
大草原の小さな家」のような話だ。

私が、バレンタインデーというものをはじめて知ったのは
現実の生活の中ではなく、この本だった。
6年生くらいだったか。

バレンタインデーは、とても楽しみな行事だと書かれている。
小学生くらいは、友達同士、おもしろいマンガのカードの
やり取りをするらしい。
ちょっと、大きくなると、気になる相手にカードを渡す。

主人公の二歳上のおにいちゃんは、好きな子がいて
街の雑貨屋さんで、一番高いカードを贈りたいと思ってる。
バイトをして、それを買い、名前も書かずに渡すのだ。
こっそりしていたバイトをキャディーが偶然見つけるのだが
お兄ちゃんのために内緒にしておいてあげる。

しかし、なんで私にくれないんだろう、仲良しなのにって
思う。

「カードは紙のレースと。バラとスミレで一面に飾られていて
ピンクのハートの真ん中にこんなことばがすりこんであった。

バラは赤く スミレは青い さとうはあまく あなたもあまい」

これを読んで、どんなすてきなカードだったんだろうと
憧れた。↑想像図。


この文句は、マザーグースだと、このごろ知った。
慣用句として使われているとも。

当たり前だが、チョコはでてこないし
女の子からも男の子からもカードを渡す。
後に、あの本に、チョコレート出てきたっけ?と
読み返したことを思い出した。

実家から持ってきたので、久しぶりに読み返そう。